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~杉山裕太郎からのメッセージ~


 今から約13年前、私は自暴自棄な感情の中で自分や他人を傷付け、生きる気力を失い、人生のどん底に身を落としていました。10代の頃から暴走族のリーダーや暴力団との付き合いをしながら非行を繰り返し、深刻な薬物乱用に苦しんでいました。
しかし、23歳のある夜に親にもらった本気のコトバと抱擁をきっかけに、かけがえのない親の無償の愛情を感じ、祖母を含めた家族の大きな愛情の受け皿に支えられながら私は薬物依存を克服し、その後はウツと戦いながらも大学を首席で卒業、教員免許を取得するなど、更生への道を歩む事が出来ました。

 そもそも人間という生き者は、ひとりぼっちで孤独な時、とても弱い生き者です。誰かの愛情が欲しくても与えてもらえない時、人を愛することが分からなくて、人の傷みが分からず、誰かを傷つけてしまったり、或いは自分の人生に絶望して自ら命を断ってしまうこともあります。逆に、誰かに必要とされて『愛情』という支えがあり、「自分は一人ぼっちじゃない、自分の人生は尊いものなんだ」と気付いた時、人間は前向きな夢を抱きながら、とても強く生きていける生き者だとも思います。つまり、人間はひとりぼっちでは生きられない生き者なのです。

 それなのに今の世の中は、家電製品の急速な発達からネット社会や携帯電話の普及が加速し、生活の利便性追求の裏では、人と人とを繋ぐぬくもりやコトバで直接伝えるコミュニケーションが急激に減少してしまいました。
本来の一番の寄りどころである家庭の中ですら、コミュニケーションが不足し、『家族』というものが機能しなくなってきています。
毎日のように心を病んだ孤独な人々が、自ら命を絶ち、家族で殺し合い、他人を傷付け、或いは薬物で身を滅ぼす、そういう事件があとを絶ちません。 特に家族や親子は無償の愛です。本来そこには大きな『愛情』が存在しているにも関わらず、それをお互いにうまく伝達出来ていないのです。 世の中の悲劇の事件の多くは、こうした愛情の伝達不足が、「どうせ自分なんて誰にも愛されていない」という孤独感を芽生えさせ、「自分も他人もどうなってもいい」という自暴自棄な感情が高じて悲劇の行動に走ってしまう、ということが大きな要因だと私は考えます。

 今を生きる全ての世代の『親子』という関係の中で、その親御さんの多くは子供に愛情を持っています。生まれた時からずっと見てきた我が子の事は、いくつになろうと誰よりも自分が一番よく知っていると自負しています。
しかし、その愛情をきちんと分かりやすく伝えていない、或いはその伝え方を間違ったが為に、当の子供は孤独感を抱き、大人になっても愛情不足に悩んでいる、という人が非常に多いと私は思います。これはとても勿体ないことです。愛情があるのにきちんと伝わっていないのです。そのほんの小さなボタンの掛け違いが、取り返しのつかない結果を招いてしまっているのです。
特に近年、一番悲しい事は、その愛情不足に育った大人が、子供に対しても愛情を与えられず、児童虐待などで小さな尊い命が奪われてしまう事件が、非常に多い事です。傾向として犠牲になる多くの人が、子供や女性、老人など、身体的に弱い立場の人であるのは非常に痛ましい悲しい現実です。
しかし、もしも親子という関係の中で、その子供が例え大人になっても、本当に困ったり、悩んで追い詰められた時、信頼して全てをさらけ出し、助けを求められる場所や受け皿があれば、世の中の様々な悲劇は少なくなると私は信じます。

 実際に私自身も13年前のあの夜までは、『どうせ親は世間体の方が大事で俺の事など愛してないんだ』という孤独感で心を閉ざし、自暴自棄な感情に支配されて、人の傷みも分からない人間になっていましたが、薬物乱用でどん底いることを知った両親が、本気の愛情をコトバや態度で私に分かりやすく与えてくれたこと、そして息子の悲惨な状況を目の当たりにして深刻な悩みを抱えていた両親を、さらに祖母が大きな愛情とコトバで信じて支えてくれたこと、そういう大きな『家族の絆』という受け皿の上で私は更生の道を歩む事が出来ました。

 愛情というのは『世代を越えて』受け継がれます。今を生きる我々の世代が、次の世代に愛情を伝え、人に思いやりを持てる人を増やしていく事が、悲劇を減らしていく抑止力に必ずなります。
そのために、家族や友人など、自分の周りの大切な人たちと十分に話し合い、コトバで日頃の『感謝』や『謝罪』の気持ち、かけがえのない『愛情』を、照れず、出し惜しまずに、きちんと伝え合う事で、お互いを信頼し、必要としあえる『絆』を作っていく事が、非常に大切なのです。

 私は自分の過去の経験を通じて生まれた『魂の歌』と『魂のコトバ』で、『親子・家族の絆』、『愛情』を『コトバ』で伝えることの大切さ、そして『夢』を持つことの大切さを、より多くの人たちに伝え、世の中を渦巻く様々な社会問題(凶悪犯罪、ネット犯罪、自殺、児童虐待、薬物蔓延など)の抑止力の一つになっていこうと考えております。

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◎テーマは、青少年健全育成に関する問題全般(非行・犯罪・自殺・薬物・児童虐待・ひきこもり・ネット問題..etc)や、人生に関するもの(親子の絆・愛・夢・勇気・心・健康・人権・モチベーションアップ)など、様々なご依頼に応じて、歌を交えた講演ライブ(研修会等含む)を全国で行います。(※講演料は御相談下さい。)
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