最近、自分の周りを見渡して非常に多いのが保育士志望の人。
友達や歌の生徒、先にも書いた教習所指導員のバイトでも、
男女ともに保育士や幼稚園教諭を目指している人によく当たる。

何だか今の世の中、子供が犠牲になるような事件が多発しているが、
そういったことからも、『自分が救いたい』という気持ちが芽生えるのだとか。

しかし、その要因として最も多いのが、他の教員や専門職と比べて就職率が高いこと。
特に東京なんかはシングルマザー、ファーザーが多いこともあって、
託児所なども含めると、かなりの割合で就職できるのだとか。

こないだ教習を受け持った学生さんたち数人が言っていたのだが、
『特にやりたいこともないし、別に保育士がやりたいわけではないのだが、
就職率も高いし、企業に入っても不景気で労働環境は良くないので、
企業に入るくらいなら保育士のほうがいいかな』
って思ってやっている人が多いんだと。

アツイ考えを持って目指している人からみたら、
そういった人達は真面目にやらないし気に入らないらしい。。。
確かにそうだ。

『やりたいことが見つからない』ってよく聞くし、
俺だって実際二十数年かかって紆余曲折したあげくに
やっとやりたい事に目覚めたってところもあって、
夢が持てないというか持ちにくい世の中なんだなと
つくづく切ない気持ちになる。

こんなんだと当然また子供が犠牲になるような事件も起こるだろうし、
かと言ってどんな分野でも”頭打ち”の世の中やから
企業に入っても魅力が無いだろうしね。。。

自分の中に必ず眠っているはずなのに、
好きな事ややりたい事が見つからない人が多いってのは非常に悲しいこと。
是非、すばらしい保育士さんが世の中に増えることを切に願う。